広島県 尾道

2015年日本遺産に認定された箱庭的な都市、尾道。
尾道三山（浄土寺山・西國寺山・千光寺山)と対岸の島に囲まれた尾道は、運河のように穏やかに湾曲する静かな尾道水道の恵みによって、中世の開港以来、瀬戸内随一の良港として繁栄。海岸線に迫る山麓の斜面には「千光寺」や「天寧寺」や「猫の細道」など、由緒ある寺院や風情漂う民家が軒を連ね、迷路に迷い込んだかのような路地や、坂道を抜けた先に突如として広がる風景は、限られた空間ながら実に様々な顔を見せ、今も昔も多くの人を惹きつけてやみません。千光寺山の麓から山頂まで結ぶロープウェイは、所要時間約3分。車窓からは千光寺をはじめ、尾道の街並みをガイドの案内で楽しむことができます。「尾道本通り商店街」など歴史あるレトロな町並みも旅情をそそります。

しまなみ海道周辺は、因島、生口島、大三島など数多くの島に囲まれ、魚種の多さ・濃さが魅力のポイントが数多く点在しています。向島と因島を結ぶ「因島大橋」や、生口島と大三島を結ぶ「多々羅大橋」の橋脚付近は、水道の狭部に位置しているため潮通しは抜群。激流になってしまうこともありますが、潮を攻略できれば良型サイズも期待大。しまなみ海道を見上げながら、潮にもまれながら育つ一味違う「鯛」や、ひと昔前までは幻の魚といわれていたルアーマン垂涎の「アコウ」をタイラバ＆アコウラバで狙います。