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第8回 シロギス釣りにおけるGPS魚群探知機の活用法

GPS魚探を活用してスマートにターゲットを釣り上げよう!

GPS魚探を活用してスマートにターゲットを釣り上げよう! 会報誌See Sea Style vol.42 [2026.03] 掲載 <監修:小野信昭>

クラブ艇に必ず装備されているGPS魚群探知機。本連載は、今回から魚種毎のGPS魚探の活用法を具体的に紹介していきます。
 初回はビギナーからベテランまで楽しめる、もっともポピュラーなターゲット、シロギス編です。

生態と棲息場所

一年中釣れますが、初夏から秋口くらいまでがベストシーズンで、水深2~30メートルくらいのエリアに分布しています。海底底質は砂や泥を好み、平坦な広い砂地よりも、窪みやかけ上がりなど、凹凸のある場所を好みます。遊泳層は海底から50センチまでの範囲で、プランクトン類や海底の砂・泥の中に棲息するゴカイやイソメなどの環形動物、エビなどの甲殻類も捕食します。海中をゆっくり移動しながらエサを探しつつ捕食しますが、単独行動をするものもいれば、群れを形成して行動するものもいます。群れは50尾程度です。

魚群探知機への映り方

前述したように海底から50センチ程の範囲を泳ぐことや、群れの個体数が少ないことから魚群探知機では捉えにくい魚の一つです。これは、ボートの船底に装備された送受波器から発信した超音波が海底に到達して反射し送受波器に戻ってくるまでの時間と、シロギスに当たって反射し送受波器に戻ってくるまでの時間の、時間差が少ないためです。また、シロギスに反射して戻ってくる超音波が微弱なことも、海底とシロギスを分離することの難しさに繋がっています。
ただし、昨今の高性能な魚群探知機では「海底拡大表示機能」を活用することで、シロギスらしき魚群反応を発見できる場合もあります。この機能は海底付近を拡大表示するもので、シロギスなどの海底付近を泳ぐ魚を認識しやすくなります。とはいえ、シロギスと断定するのは困難なので、仕掛けを投入して反応の正体を確認するしか方法はありません。

1.魚群探知機を用いたポイント探し

「海底拡大表示機能」でシロギスらしき魚を認識できる場合もありますが、ポイント探しの基本は、シロギスが多く分布する「水深」と「海底底質」を頼りに探ることです。水深10~20メートルの範囲で、海底底質が砂または泥の場所を探すことに魚群探知機を使用しましょう。

2.魚群探知機の使用の注意点

魚群探知機に表示される海底ラインが凸凹している場合がありますが、それが真実の海底地形を表したものかを見極める必要があります。波やウネリの影響を受けてボートが揺れたり傾いたりすると、超音波が斜め方向へ発信され、真実の水深よりも深く表示されることがあり、結果、海底ラインが凸凹に表現されます。その凸凹を岩場と判断してしまうとシロギスの居場所は見つけられません。海底の凸凹が疑わしい場合は仕掛けを遠投し、オモリで海底を引きずりながら探ってみて、凸凹が存在するかを確認するという手もあります。

3.GPS魚探の上手な利用方法

シロギスはエサを求めてゆっくり移動する魚であり、捕食時も高速で泳ぎ回るようなことはありません。つまり、エサの動きはシロギスが追い付けるような速さにする必要があります。ボートフィッシングでは風や潮流の影響を受けますが、GPS画面に表示される船速を1ノット以下に抑えると良いでしょう。
1尾でもシロギスが釣れた場合には速やかにGPSチャート上に実績ポイントとして登録し、その付近に再度仕掛けを投入します。群れの移動速度が遅いので、手返しよく仕掛けを再投入できれば数を伸ばすことに繋がります。

まとめ

シロギス釣りにおけるポイント探しは、「水深」と「海底底質」で絞り込む。
実釣時は船速に注意しよう !

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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