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第20回 スルメイカ

第20回目は、深場で狙うことになるイカの一つ、スルメイカ。ボートで狙うイカ類の中ではヤリイカに並んでやや難しいターゲットのひとつですが、様々な料理に使えることでも知られたイカの代表格なので是非ともチャレンジしていただきたいです。

第20回目は、深場で狙うことになるイカの一つ、スルメイカ。ボートで狙うイカ類の中ではヤリイカに並んでやや難しいターゲットのひとつですが、様々な料理に使えることでも知られたイカの代表格なので是非ともチャレンジしていただきたいです。 会報誌See Sea Style vol.39 [2024.10] 掲載 <構成/文:小野信昭>

イカについて

スルメイカはこんなイカ

スルメイカは日本海を含む北西太平洋に広く分布する外洋性のイカで、日本では北海道から九州までの各地に分布しています。夏場には小型のものが水深30メートル付近でも狙えますが、それ以外の時期は水深100メートル以深を狙うことになります。胴長は35センチ程度にまで成長します。

生息場所とポイントの選定

海底付近を群れで泳ぎ、小魚類を捕食します。それら捕食対象の移動に合わせ、広範囲を行動します。他のイカと同様に魚群探知機には映りにくいので、下層を回遊する小魚の魚群反応を探すことになります。

酒のあてとしても優秀なスルメイカ

ボートコントロール

スルメイカを日中に狙うには分布する水深が深いので、魚群探知機でココだという好反応を見つけても仕掛けの降下に時間が掛かるとともに、その間にボートが流れたり、あるいはスルメイカ自体も移動したりするので、速やかに仕掛けを降下させる必要があります。スルメイカが居るところに仕掛けが落ちれば必ずと言っていいほど仕掛けにスルメイカが乗る(掛かる)ので、もし乗らなかったら仕掛けが降下した位置とスルメイカの群れの位置が離れてしまったと考え、そのまま乗りを待つのではなく、一旦仕掛けを回収して魚群探知機で次なるスルメイカの好反応を探した方がいいでしょう。

ボートコントロール図解

釣り方

オモリが着底したら糸フケを取り去り、ロッドアクションでプラヅノに動きを与えて、その存在をアピールします。スルメイカの場合、オモリ着底前から乗ってくることが多くあり、多点掛けとなった場合にはオモリの降下がストップしてしまうこともあります。もし、乗りがなかったらプラヅノを激しく動くように大きくロッドを煽る必要があり、その後一旦停止させ、スルメイカの乗りを待ちます。アタリは明確で竿先がグンと重くなりますが、ラインのテンションをかけた状態でないと感じ取ることはできません。乗りがなければ仕掛けを20メートルほど巻き上げて再び降下させますが、それでも乗りがなかったら前述したように次なる群れを狙った方がいいでしょう。乗りを感じたら一定のスピードで巻き上げます。その際、ラインテンションを維持することが大切で、テンションに強弱が加わると掛かったスルメイカが外れやすくなるので注意が必要です。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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