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ヤマハマリンクラブ・シースタイル

第19回 ヤリイカ

第19回目は、深場で狙うことになるイカの一つ、ヤリイカ。ボートで狙うにはやや難しいターゲットのひとつですが、身が柔らかく美味しいことでも知られたイカなので是非ともチャレンジしていただきたいです。

第19回目は、深場で狙うことになるイカの一つ、ヤリイカ。ボートで狙うにはやや難しいターゲットのひとつですが、身が柔らかく美味しいことでも知られたイカなので是非ともチャレンジしていただきたいです。 会報誌See Sea Style vol.38 [2024.03] 掲載 <構成/文:小野信昭>

イカについて

ヤリイカはこんなイカ

ヤリイカは北海道から九州までの日本列島沿海に分布していて、早春の産卵期には沿岸部の浅場に集まって来るもののそれ以外の時期は水深100メートル以深に分布しています。全体的な姿形が槍(ヤリ)に似ていることからその名になったとされ、胴長は40センチ程度にまで成長します。

生息場所とポイントの選定

海底付近を群れで泳ぎ、小魚類を捕食します。それら捕食対象の移動に合わせ、広範囲を行動します。他のイカと同様に魚群探知機には映りにくいので、下層を回遊する小魚の魚群反応を探すことになります。

上品な味わいのヤリイカの握り

ボートコントロール

ヤリイカは釣り場の水深が深いうえに海底付近を狙うことになるため、仕掛けの降下に時間がかかります。魚群探知機でココだという好反応を見つけても、仕掛けの降下中に風や潮の影響を受けてボートが流されたりしてはヤリイカのもとへ仕掛けを届けることができません。また、ヤリイカ自体も小魚を追ったり、外敵に追われたりしながら移動するので、とにかく速やかに仕掛けを投入する必要があります。そして実釣中もその群れを外さないようにするのが理想ですが、それはほぼ困難なので、もし魚群探知機の画面から好反応が消えたら、仕掛けを一旦回収し、次の好反応を探した方がいいでしょう。

ボートコントロール図解

釣り方

オモリが着底したら糸フケを取り去り、ロッドアクションでプラヅノに動きを与えて、その存在をアピールします。アピールはプラヅノがフワフワたなびく程度のソフトなアクションで十分で、その後一旦停止させ、ヤリイカの乗りを待ちます。アタリはとても小さく竿先にわずかな変化が現れるだけなので、ラインのテンションをかけた状態でないと感じ取ることができません。乗りが無ければ仕掛けを1~2メートル巻き上げ、前述した内容を繰り返し行います。乗りを感じたら一定のスピードで巻き上げます。その際、ラインテンションを維持することが大切で、テンションに強弱が加わると掛かったヤリイカが外れやすくなります。また、巻き上げスピードが速過ぎてもイカの足が切れて外れやすくなるので要注意です。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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