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第18回 カンパチ

第18回目は、ブリやヒラマサと合わせた「ブリ御三家」の一つ、カンパチ。食用高級魚としてもお馴染みで人気のターゲットとなっています。

第18回目は、ブリやヒラマサと合わせた「ブリ御三家」の一つ、カンパチ。食用高級魚としてもお馴染みで人気のターゲットとなっています。 会報誌See Sea Style vol.37 [2023.10] 掲載 <構成/文:小野信昭>

魚について

カンパチはこんな魚

カンパチは熱帯・温帯海域に広く分布し、日本では東北地方以南に分布するスズキ目アジ科の魚で、体は長楕円形で、前後に長く、側扁しています。頭頂から目を通り上顎に達する黒褐色の帯模様が斜めに走り、その形が「八」に見えることが名前の由来です。

生息場所とポイントの選定

体長50センチくらいまでは群れで行動することが多く、イワシやアジ、イサキといった小魚類を捕食します。それら捕食対象がどの深さに分布しているかによってカンパチの遊泳層も変わります。

ボートコントロール

前述したように小魚を捕食するので、それらをエサにした泳がせ釣りで狙うのが理にかなった釣法となりますが、ここでは活きエサ調達が不要となるルアー(疑似エサ)を用いたジギングという釣法でのボートコントロールを紹介します。魚群探知機を使ってカンパチが好んで捕食するであろう小魚の群れを探すことになりますが、その際、密の部分と疎の部分のある群れを探します。カンパチ等の天敵が存在していると、小魚の魚群に疎密部分が顕在化するためです。実釣中のボートは風と潮に任せて流すドテラ流しでよく、魚探に映った小魚の群れの中に常にルアーが入っているような操船を心掛けます。

ボートコントロール図解

釣り方

ジグ(ルアー)を軽く投げてフォール(降下)させ、魚探画面に映る小魚の魚群反応を通過したあたりからリトリーブ(巻き上げ)をスタートします。そのリトリーブではジグに様々な動きを与え、あたかも活きた小魚が逃げまどっているかのように見せ掛けます。基本はリールのハンドルをジャカジャカ巻いてジグを海面へ向けて泳がせるアクションとなりますが、その他にもジャカジャカ巻きの途中でロッドを煽ってイレギュラーなアクションを与えることが有効なケースもあります。いずれにしても使用するジグの形状や重さ、リトリーブの速さやロッドアクションによってジグの動きが変わるので、どのパターンにカンパチが反応するのかを探し出すことが大切です。なお、ヒットした魚を船内に取り込む際にはタモ網を使用するように心掛けましょう。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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