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第17回 カマス

第17回目は、沿岸部を回遊する身近な魚、カマス。しかしながら、季節の移り変わりに伴い生息場所を変えていくので、釣れるときに釣っておきたい魚の一つです。

第17回目は、沿岸部を回遊する身近な魚、カマス。しかしながら、季節の移り変わりに伴い生息場所を変えていくので、釣れるときに釣っておきたい魚の一つです。 会報誌See Sea Style vol.36 [2023.03] 掲載 <構成/文:小野信昭>

魚について

カマスはこんな魚

一般的にカマスと呼ばれる魚はアカカマスとヤマトカマスの2種あり、どちらも南日本、東シナ海、琉球列島の沿岸部の岩礁地に生息しています。尖った口と出っ張った下顎が特徴で体形は細長く、前者は体長50センチ、後者は35センチくらいにまで成長します。

生息場所とポイントの選定

群れで行動する魚で夏から秋は浅い岩礁域、晩秋から冬は水深100メートル以深で回遊し、季節により分布する水深が大きく異なる行動範囲の広さが特徴です。群れを形成する個体数が多いので魚群探知機にも映りやすい魚の一つです。

ボートコントロール

魚群探知機でカマスの魚群を探すことになりますが、表示された反応をカマスと識別するには熟練を要します。まずは見つけた魚群を実際に釣り、その正体を確認する。このトライアル&エラーを繰り返すことでカマスの反応の特徴を把握します。反応の特徴をある程度理解したら、あとはその群れが去っていく前にどれだけ仕掛けを繰り返し下ろせるかの勝負となります。そのためにはカマスの回遊に合わせてボートコントロールする必要があり、魚探画面から反応が途絶えないように群れを追い続けるか、回遊ルートを把握して待ち伏せするかになります。

ボートコントロール図解

釣り方

ジグ(ルアー)を軽く投げ、魚探画面に表示されている魚群反応のタナよりも数メートル下までジグをフォール(降下)させたところでリトリーブ(巻き上げ)へ移行します。なお、カマスらしき魚群が海底付近にある時は根掛かりしやすくなるので、その場合はジグのリヤ側フックは外した方がよいでしょう。リトリーブではジグがあたかも活きた小魚が居るかのように見せることが大切で、リールのハンドルを回すことによるリトリーブとロッドアクションによってジグに様々な動きを与えて、当日のヒットパターンを探ります。カマスがヒットすると竿先に明確な重みが加わるので、あとは一定のペースで巻き上げ、取り込みます。釣果を伸ばすコツはカマスの群れが遠ざかってしまう前にジグをフォールすることと、先ほどヒットした時のジグの動きを再現させることです。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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