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第11回 アオリイカ

第11回目は、餌木(エギ)と呼ばれる和製ルアーを使って狙うことのできる、イカの王様という呼び声の高いアオリイカです。

第11回目は、餌木(エギ)と呼ばれる和製ルアーを使って狙うことのできる、イカの王様という呼び声の高いアオリイカです。 会報誌See Sea Style vol.30 [2020.03] 掲載 <構成/文:小野信昭>

魚について

アオリイカはこんな魚

アオリイカは暖流の流れる沿岸に生息し、太平洋側では鹿島灘が北限で、日本海側では青森まで生息しています。透明で細長い軟甲を持つツツイカ目のグループに属し、胴体の全長にわたって半円形のヒレ(エンペラ)があるのが特徴です。

生息場所とポイントの選定

水深は春先から夏までの時期が水深5~20メートルで、秋になると水深20~40メートルとやや深くなります。地形的には岩礁帯やゴロタ石が砂地と接する境目付近で、海藻が生えている場所が狙い目となります。

ボートコントロール

アオリイカが棲息しているピンポイントが掴めている場合には、アンカリングした状態でも狙うことができますが、一般的にはボートをゆっくり移動させながらアオリイカの居そうな場所を探っていくことになります。風や潮に任せるドテラ流しが適していますが、ボートの船速が時速0.5ノットを超える場合にはシーアンカーを使って減速させたり、スパンカーを張ってのエンジン流しを行う必要があります。

ボートコントロール図解

釣り方

ここでは"ティップラン"と"中オモリを使ったシャクリ"の2釣法を紹介します。どちらの釣法もボートが流れる方向とは逆側に餌木を降下させます。
ティップランでは餌木が着底したら幅の短いシャクリを数回入れ、糸のテンションを維持することで餌木を安定させ、イカに餌木を抱く間を10秒間ほど作ります。イカが餌木を抱くと竿先に変化が現れるので即アワセます。竿先に変化がなければ一連のアクションを繰り返します。
中オモリを使ったシャクリは餌木が海底から5メートルの範囲内に位置するように保ちながら、約15秒間に1回のペースで長いシャクリを入れます。アオリイカが餌木を抱くと竿が大きく曲がるのですぐにわかります。どちらの釣法もイカがヒットした後は糸のテンションを保ったまま取り込むことが鉄則となります。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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