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ヤマハマリンクラブ・シースタイル

第10回 マゴチ

第10回目は、初夏から秋にかけて各地のホームマリーナからも程近い、沿岸部の浅場で狙うことのできる大型の魚、マゴチです。

第10回目は、初夏から秋にかけて各地のホームマリーナからも程近い、沿岸部の浅場で狙うことのできる大型の魚、マゴチです。 会報誌See Sea Style vol.29 [2019.10] 掲載 <構成/文:小野信昭>

魚について

マゴチはこんな魚

マゴチは日本各地の沿岸部に生息し、体長70センチ以上にも達する魚で、頭部が扁平しており、その頭部形状から"フラットヘッドフィッシュ"と呼ばれています。口が大きく、どう猛な魚ですが、古くから愛されてきた白身の高級魚です。

生息場所とポイントの選定

水深1メートルほどの波打ち際から水深40メートルまでの範囲で主に砂地や砂泥地に生息し、甲殻類や小魚を捕食します。海底に這った状態で身を隠し、エサが近くに現れたら襲い掛かります。

ボートコントロール

マゴチが好んで捕食するハゼやメゴチ、エビなどが棲息している場所が明確ならその付近にアンカリングする方法がありますが、好結果を期待するならボートを風や潮に乗せてゆっくり流しながら広範囲を探る方が有効です。ただし、船速は0.5ノット以下が望ましく、それ以上だとライン(釣り糸)が斜めになり過ぎ、釣りづらくなります。また、航路や湾口などを避ける必要があるのはいうまでもありません。

ボートコントロール図解

釣り方

ここではハゼやメゴチを生きたままハリにセットし、あたかも自然に泳いでいるかのように見せかけ、食いつかせる「泳がせ釣り」を紹介します。
活きエサを泳がせるタナは海底から50センチメートルの範囲内となるようにタナ取りします。
アタリはコツコツという前アタリから始まることが多く、その後の本アタリが来て竿先が食い込んだ時点で初めてアワセます。マゴチが強く引いた場合には糸が出ていくようにリールのドラグを調整しておくことも大切です。水深が浅いのでヒットしたマゴチは猛烈なファイトを繰り広げますが、根掛かりが少ないエリアなので、慌てずやり取りをすればマゴチを浮かせることは可能です。
ボート内に取り込む際には決して無理をせず、タモ網を使うことをオススメします。

タックルと仕掛け

タックルと仕掛け

この記事は、会員制マリンクラブ(レンタルボート)Sea-Style会員様向けの会報誌に連載された内容を紹介するものです。

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