和歌山県 和歌山湾編

和歌山は、古くからの景勝地として万葉歌にも詠われた「和歌の浦」から豊臣秀吉が命名したと言われています。中でも独特の美しい景観が話題の港町である雑賀崎の景観は日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」を構成する絶景の一つに数えられているほか、イタリアのアマルフィ海岸のようだと注目を集めています。また、市の中心部にある和歌山城は天正13年、秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まりで、明治維新までの約250年間徳川御三家・紀州藩の居城として偉容を誇っていました。

紀伊水道が最も狭くなる大阪府と和歌山県の県境付近には友ヶ島があり、ファミリーから上級者まで楽しめる関西随一の釣りスポットとして有名です。このエリアは潮の流れが速く、一年を通して大型の回遊魚から様々な魚をターゲットとすることができ、釣りのバリエーションとしても非常に多彩な楽しみ方ができます。また友ヶ島は戦争遺構が数多く残されているため通称「ラピュタの島」とも呼ばれ、フェリーで渡る多くの観光客で賑わっています。
また、和歌山は生産量が全国1位の梅やみかんをはじめ、桃に柿など温暖な気候を生かし、さまざまな種類のフルーツが栽培されている「フルーツ王国」で、四季を問わず新鮮なフルーツを楽しむことができます。